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2022年 夢解きスクール秋学期 第6回 紹介

2022年 夢解きスクール秋学期 第6回 紹介

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2022年11月27日夢解きスクール秋学期講義第6回目 「関係ファンタジー:フリーダーカーロといばら姫」

 使用昔話「いばら姫」

 

関係ファンタジーは、恋人たちの関係においてこそもっとも息づき、私たちはその存在に気づきやすいものです。恋人たちは好んで自分たちのファンタジーに身を任せ、そのファンタジーに捕らえられ、それらをとおして、人格の奥深くで変容が起こります。その過程で、恋人たちのファンタジーは動き始めます。それぞれのファンタジーは、喜びと同時に不安を生み出す可能性があります。カップルの抱くファンタジーには、特にそれらがパートナー関係のなかで生きられるときには、その関係と密接に結びついた明白かつ暗黙の憧れが表現されるものです。そして、もし自分の抱く関係ファンタジーが変化してゆくのを許すなら、私たちは、永遠に生き続ける関係への憧れがそこに現われることに気づくでしょう。しかし、人生が絶え間ない変化を重ねるように、関係もまた変化しなければなりません。私たちの存在からは切り離せない「告別という側面」は、人が常に、新しい関係ファンタジーと新しい関係への憧れを必要とし続ける事実に示されています。パートナーの選択がうまくなされれば、私たちはこれらのファンタジーや憧れを二人で分かち合うことができます。しかし、新しい関係ファンタジーを育てるためには、古い関係モデルに別れを告げなければならないことも事実です。

 (ベレーナ・カースト著「神話にみる愛のかたち」より引用)               

 

この講義では、フリーダーカーロと夫との関係性を彼女による絵画から解説し、加えて、昔話「いばら姫」から関係ファンタジについて解説します。

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